住宅ローンで後悔している人は多い

住宅ローンは借入額が高額になりますし、借入期間も長くなるものです。金銭コントロールが上手で、計画通りきっちり行けばよいですが、人生何があるかわかりません。限度額いっぱいに借りてしまって後悔している人の少なくありません。後悔しないためのポイントをお話しましょう。

■住宅を購入してからの費用を計算に入れる
住宅ローンを組むときに、「賃貸の家賃と変わらない金額なら払っていけるはずだ。」こう考えて、安易に計画を立ててしまうと、10年後~15年後に後悔するでしょう。
初めの10年は、家賃を払うような感覚ですから、リストラや病気など大きなアクシデントがない限り乗り越えられそうですが、10年~15年後は、壁の塗り替えや設備の入れかえなど、150万円~200万円の費用がかかります。
また、お子さんの小学校入学のタイミングでマイホーム購入といったケースも多いかと思います。
ちょうど、家に修繕費がかかるころに大学進学を迎えるのではないでしょうか。
貯金が心もとない場合には、奨学金や教育ローンを利用しなければならないかもしれません。
無事に給料が上がっていればよいですが、終身雇用制が崩れて、転職を繰り返しているかもしれません。
資金計画が甘ければ、破綻してしまいます。

■ローン返済額は貯金ができる余裕をみて
借り入れ申し込み当時の限度額一杯を借りてしまうと、返済割合が3割を超えるケースが出てきます。
賃貸の場合でも、住居費は30%以下が目安といわれます。
持ち家の場合には、固定資産税や、修繕費、設備の入れ替えなどの費用を見込んで貯金できるように、25%まで抑えるのが賢明です。
ところが、住宅金融支援機構が行うフラット35の借り入れ可能額は、年収400万円以上の場合、返済率が35%に設定されています。
年収400万円の場合の借り入れ可能額をシミュレーターに打ち込むと、3786万円借り入れ可能と表示されます。
金利1.54%として、月々の返済額は11.7万円です。
年収400万円なら、手取りは320万円ほどになり、1か月の手取りは22万円。果たして返済を続けることができるのでしょうか?

■中古住宅を視野に入れて予算を検討
マイホーム購入の目的は何だと思いますか?
子育てや家族の思い出作りだと考えるなら、若いうちにローンを組んで購入するのは正解です。
ただし、資金計画で、住宅メーカーのいうことを真に受けて、限度額いっぱいの融資を受けると、後悔することになるでしょう。
マイホームへの夢が膨らんで欲張ると、ローン返済がつらくなって後悔します。
これから住宅購入を考えているなら、ストック住宅の支援体制が整って、好条件の中古住宅が出てきていますから、中古住宅も視野に入れることをおすすめします。