マイホーム購入には住宅ローンを利用される方が多いと思いますが、どれくらいまでならローンを使っても良いものか悩ましいところです。融資限度額までを借りると、返済に追われ、返済できなくなる不安も出てきます。住宅ローンの割合についてお話しましょう。
■年収の5倍までが目安というけれど…
住宅ローンの借り入れの目安は、年収の5倍といわれています。
400万円の場合には、2,000万円が目安ということです。
フラット35の2017年8月の金利ボリュームゾーンは、9割を超えて借入する場合で年1.540%。
この条件で2,000万円のかりいれをうけたばあいには、つきづきの返済額は6.2万円です。
年収400万円なら、ざっくり手取りを8割として考えた場合320万円、年2回ボーナスが1か月分つくとして、月の手取りは、22.85万円。
返済額が月当たりの手取りの27%になります。
数字を出してみると、「家賃でもこれくらい払っているし、何とかなるんじゃない?」という感覚でしょうか?
しかし、マイホーム取得となれば、その後、固定資産税がかかりますし、修繕費用の積み立てを考えておく必要があります。
安易に年収の5倍までと考えて借入を決めるのは危険です。
年収の5倍がレッドゾーンだととらえた方が良いでしょう。
■年収600万円で2500万円かりた場合
今度は、年収600万円のひとが、3,000万円の住宅購入に、2,500万円借入したとしてシミュレーションしてみましょう。
フラット35では、自己資金の割合で金利が違います。
2017年8月では、借り入れが9割以下の金利のボリュームゾーンは年1.120%です。
35年ローンボーナス返済なしで、月7.2万円の返済になります。
先ほどのように、手取り額をざっくり8割程度として計算すると手取り480万円、ボーナス年2回、1か月分の条件では34.28万円。
返済割合は、21%になります。
首都圏でのマイホーム購入の資金は建売住宅で3646万円、中古戸建で2757万円です。
500万円~1000万円の自己資金を用意して、借入額を2500万円くらいにおさえられると余裕のある資金計画になりそうです。
■付きあたりの返済額に余裕を持たせるワケ
マイホーム選びをしているときには、少し無理してでも満足いく家を手に入れたいと思ってしまいます。
中には、ローンを払うために収入をアップさせるべく張り合いにして頑張るという人もいます。
しかし、ローン返済の割合が大きいと、何かあった場合、返済が遅れることになりかねません。
万が一の時に生活がすぐに行き詰らないだけの貯金も欲しいところです。
年収5倍よりも、月々返済が手取りの25%になる借入額を目安にするのがおすすめです。
(参考)ローンシミュレーション
http://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
(参考)フラット35利用者調査 2016年
http://www.jhf.go.jp/files/400342360.pdf




