マンションを購入する時には住宅ローンを利用することになるでしょうが、どの金利タイプを選べば良いか迷うこともあるでしょう。
金利タイプにも、全期間固定タイプや変動タイプ、固定金利選択タイプなど種類がありますので、現在や将来の金利動向、さらにライフプランなどに配慮しながら検討することが必要になります。
今後の金利動向に注目!
現在、住宅ローンの金利はかなりの低金利と言われていますが、今後はどのような動きを見せるのか気になるところです。
現在は金利上昇局面にあるのか、それとも下落局面か、現在の水準が継続するのかなどを考えることが必要ですが、推測する将来の状況によってどの金利タイプを選択するべきか異なってきます。
住宅ローンは30年や35年など、かなり長期に渡って返済し続けることになりますので、今だけでなく将来どうなるかまで考えた上で金利を選択することが必要だと言えるでしょう。
どの金利タイプが最も良い?
全期間固定タイプよりも変動金利タイプのほうが借り入れ時点の金利は低く設定されています。しかし、金利変動リスクを抱えることになりますので、将来金利が上昇すれば返済額が高くなる可能性があります。
金利上昇局面にある場合は全期間固定タイプを選択したほうが、安い金利のまま固定することができますし、金利下降局面にあるのなら変動金利タイプを選んだほうが金利を将来下げることができる可能性があると言えるでしょう。
また、変動金利タイプと全期間固定タイプのちょうど中間にあるのが固定金利選択タイプです。金利上昇局面には一定期間金利を固定で据え置くことができますので、住宅ローンを利用する時の状況に応じて選択するようにしましょう。
どの金利タイプが良いかは家庭の状況によっても異なる
また、選ぶ金利タイプは将来の家計の状況なども踏まえた上で考えて行くことが求められます。
世帯収入、家族構成の変化、年齢、定年後の生活など、将来的な収入や支出、貯蓄の有無などによってどれを選ぶべきか異なると理解しておいてください。
将来の金利動向に左右される金利タイプは危険?
将来金利が変動することで返済額が変わる可能性があるのは、変動金利タイプや固定金利選択タイプです。
仮に金利が上がったことで毎月の返済額が高くなったとしても、家計に負担にならない程度の毎月の返済額で設定しておかなければ将来ローンの返済で家計が圧迫されることになるでしょう。
繰り上げ返済も視野にいれて検討してみては?
ただし金利が上昇した場合でも、貯蓄の一部を住宅ローンの繰り上げ返済に充てることで元金を減らせば、利息の負担が増えることを避けることはできるかもしれません。
どの金利タイプを選ぶか決める場合には、繰り上げ返済も同時に視野に入れながら検討することも考えてみましょう。