無理なく住宅ローンが組める目安とは?

巷では、年収の7倍や8倍が妥当だと言われていますが、果たしてどれが本当なのでしょうか?
いろんな情報が飛び交い過ぎて非常に悩みますよね。
ただし、一番重要な事は、みんなが○倍で借りているから「自分もその金額で借りよう」とは考えない事です。
年収は例え一緒でも貯蓄や支払いは人それぞれなのですから。
基本はあくまでも無理なく支払える返済計画ですよ。
それではどういう計画が無理なく安定感があるのか一緒に確認していきましょう。

◆年収金額ではなく手取りの金額で計算しよう

よく、言われているのが年収の5倍で計算しようという話が非常に多いですが、まずここがすでに間違っています。
例えば、年収が500万円あり、それを5倍で計算すると2500万円まで借りられるようになります。
しかし、これで2500万円を借りてしまうと生活はすごく大変になってしまうでしょう。
大変な事にならない為にもしっかり覚えておく事があります。
それは手取りの6倍で考えておくことです。
年収500万の場合、手取りはおおよそ460万円と言われています。
460万円の手取りで住宅ローンを組むのであれば2300万円のローンを組むことが妥当でしょう。

◆ボーナスは要れない方がいい?

正直なところ、住宅ローンを組んだ方の意見で最も多いのが、ボーナスを入れるべきではなかったというお声です。
基本的にボーナスとは給料の1.5ヵ月、上場企業であれば2.0ヵ月などあるとは思いますが、企業の売上によってはそれが減ってしまったり、もしくは夏だけカットなんて事も起こり得ますよね。
そんな状況でボーナス払いなんてしてしまえばそれこそどうやって支払っていけばいいのかわからなくなるでしょう。
何かがあった際の逃げ道として、ボーナス払いというのは極力避けたほうが無難ですね。

◆無理のない返済を

あとはご家庭によって返済の方法や返済するローンの量は様々です。
同じ年収を貰っているAさんとBさんでもローンを組んでいる数によって当然組める住宅ローンの金額も変わってきます。
年収の何倍で借りるなどというのはあくまでも大まかな目安でしかありません。
しっかりとライフプランを考えた上で金額を決めていきましょう。
最後に1つだけ注意事項です!
住宅ローンを減らすために頭金を全額入れる方もいるようですが、それだけは絶対にオススメしません。
頭金を全額投入するくらいなら、月々の支払いが少しだけ増えた方がいいです。
現金は非常に大切です。
現金がないから仕方なくカードでお金を借りたなんて事にはならないようにしましょう。
カードで借りるだけ金利は大損となることもありますので注意が必要です。